在所順位は37位も、学校時代は逃げに徹していた橋谷成海。ルーキーシリーズでも1着を挙げ、本デビュー戦となった豊橋も連勝での勝ち上がり。埼玉期待の新人だ。

　今までは早めのカマシ捲りを主に走っていたが、初日は突っ張り先行。ただ、後ろの安達隆己-菊池崇訓との呼吸は合わず、別線の合地登汰に番手に嵌まられ、ライン決着とは行かなかった。

「常に突っ張る気持ちはあるけど、今まではそれができていなかった。今日初めてやってみて『できる』と分かったのだけは収穫。合地さんが来ているのは分かったけど、出させるつもりはなかったし、急な踏み込みでは後ろはキツイと思ったのであの競走になった。結果後ろに迷惑をかけてしまいました」と1着発進も反省の弁。

　ただ、他を全く寄せ付けず上がりタイムも上々。レースを重ねて経験を積めば大成できるポテンシャルはある。(アオケイ・松野記者)