123期の山根慶太が前節の前橋を完全V。福井、武雄に続いての3場所連続完全優勝でS級特別昇級を果たした。

「3個目の前橋は(特昇を)狙ってみました。良かったです。ただ、A級でも強い走りをして上がってきたわけではないので…。出来る限りは頑張っていきたいですが」

　いつも冷静な山根らしく、S級に上がっても淡々としていた。舞い上がっている様子はない。実はこの開催にはA級戦で出走予定だったが、特昇したため一旦は消滅。しかし、S級戦で欠場が相次いだため、S級の山根慶太として声がかかった。

「こういった開催に呼んでもらえて嬉しい。なんとかアピールできるように頑張りたいですね」

　400バンクとして生まれ変わった熊本バンク初戦で、S級初戦を戦う山根。本格デビューから約1年で兄・将太が戦う舞台に上がってきた。岡山の北井の若手はパリ五輪で金メダルを目指す太田海也だけではない！ というところを見せてもらおう。(netkeirin特派員)