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【不死鳥杯】園田匠「吉岡稔真カップの勇介はドラマだった!」

2024/07/19(金) 16:00 0 8

福井記念「開設74周年記念・不死鳥杯(GIII)」は20日、初日を迎える。7レースの一次予選を走る園田匠に話を聞いた。

吉岡稔真カップの小川勇介の優勝を語ってくれた園田匠

 今年の吉岡稔真カップの表彰式は、記者も涙なく見ることはできなかった。吉岡稔真さんが率いる不動会のメンバーの小川勇介が、この大会を初優勝。脳梗塞に倒れた吉岡さんが、懸命のリハビリの末、ファンの前に姿を見せて、自らの言葉で、感謝の言葉を述べた。弟の啓史さんに支えられ、あのスーバースターの嗚咽にも、魂が揺さぶられた。

 園田匠は「あれはドラマだったよね。競輪だからかもしれないが、人間は凄い力を持っている。俺は3連覇、岩谷拓磨も昨年の大会で優勝。勇介も絶対取りたいはずだったのに、10数年、縁がなかった。俺は誘導だったし、師匠がお見えになるとかの舞台裏は分からない。師弟の絆、人間同士の絆を魅せられたんじゃないかな。とにかく師匠も懸命に頑張っているので、僕らが恩返しできるのは、良い成績を残すこと」。

 今年は厄年で、成績自体は不満が残るが、9月で厄があける。ただ、大学生、高校生、中学生の娘3姉妹とは仲が良いそうだ。奥様も議員となり、私生活は順風満々。

「嫁とは選手になる前からの付き合いで、自分のことで犠牲になってもらった。全部、俺に尽くしてくれたからね。才能や人脈のある女性なので、これからは外でも活躍してもらえれば」。(町田洋一)

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