鰐淵は40歳にして初S級。2024年1月1日からS級選手として走ってきた。その前期では98点オーバーの競走得点を稼ぎS級点を確保、2025年もS級レーサーとして出走する。

　この遅咲きの鰐淵は「デビューして15年くらいは、ホントに練習をやらなかった。最近ですよ、計画的に練習をやっているのは。デビューして19年半か20年経ってからの初S級です。でも自分の力だけでS級になれたわけではない。番組と展開です(笑)。ホントですから。それに競輪にはラインがあるからです。1対1の対戦では若い子に勝てませんからね。いい位置を回れたり、若い子が前で頑張ってくれたりしてくれたからＳ級になれた。でも勝てるチャンスが来たときには交わせるだけの脚力だけはないとダメですね。それと不思議と7着展開のときも、前でガチャンと落車してしまい、それを避けて6着になったりしたことが何度かありますからね。落車した人には悪いですけど。前期はS級点を取れた。それにS級になれたからには、もう少しS級で頑張ってみたい欲みたいのは出てきました」。(アオケイ・伊藤記者)