2024/07/08(月) 10:45 0 2
今期からA級1班に昇格した小川将二郎が好調だ。戦いの舞台を1・2班戦に移してちょうど1年が経過。チャレンジ時代は優勝が2回しかなかったが、4節前の函館では決勝3着、2場所前の伊東では準V。1・2班戦の優勝にも手が届きそうな位置まで来ている。3月の武雄ミッドナイト以降は別人のような成績を残している。
「武雄の前の佐世保が終わって、父(圭二)から“普段の3倍以上の練習をしろ”って言われて練習量を増やした。昨年末の落車を引きずりながら走っていたのもあったんですけど。あとは武雄から太田竜馬さんのフレームに替えてみた。そこから成績もいいですね。新車を作ったんですけど、それを試せないくらい、今の自転車がしっくりときている。しばらくこのままで行きたいですね」
3月の武雄を走る際は直近4か月の競走得点が82.40だった男が、そこから急上昇させて今節は90.04までアップ。A級1班初陣も俊敏な立ち回りから鋭く捲って好発進を決めた。
「やっとS級点を狙えるくらいのところまで来ることが出来たかなと思う。今期はS級点を取って、来年の地元(小松島)記念を走りたい。ここへ来る前の2日目まではイベントもあって競輪場へ行っていて、先輩たちの走りを見ていた。走っていないのにゾクゾクしましたね。来年は自分も参加したい。(同期の室井)蓮太朗さんも走っていたので。刺激になりましたね。いい目標が出来ました」
犬伏湧也の地元記念初優勝で幕を閉じた小松島記念。呼ばれる、呼ばれないは別として、今期S級点を確保出来れば、来年の大会に出場する資格を得られる。
「引き続き状態はいい。でも勝負は明日(準決勝)なので」
予選1着に浮かれることはない。10日には125期の兄の三士郎も高知で本デビューを果たす。1・2班戦初V、S級点確保を目指す小川一家の三男坊が準決勝突破に挑む。(netkeirin特派員)