2024/07/06(土) 19:00 0 3
5月の玉野開催で落車し、56日の欠場期間を経て地元記念が復帰戦となった湊。左の肋骨を6本折っての結構な大ケガだったため、状態は気になるところ。二次予選で惜しくも敗退とはなった。3日目はかなりイレギュラーな展開になったが、捲りに転じた久木原洋にスイッチする形で最後は鋭く伸びて今節1勝目を挙げた。
「野口(裕史)君が突っ張り切れず、笠松君がイン待ちであのスローペース。あれはさすがに引けないですよ。後ろの三ツ石(康洋)君が追い上げに行ってくれるだろうとは思っていた。俺と裕史は心中するからどうにか行ってくれってね」
「自分はチャンスがあったら隙間を縫ってと思っていたけど、久木原君が捲りに行く展開になりましたからね。個々で勝つレースをした結果が1着に繋がったのかな。余裕はありましたよ」とレースを振り返った。
そして、気になる状態だが、「肋骨を6本折って、くっついているかは分からん(苦笑)。でも、戦える状態で参加している。痛くはないです。とにかく自分は頑張るだけです」とかなり気合が入っているのは伝わった。今回は地元の小倉竜二も落車後の復帰戦だが、2人とも落車の影響を全く感じさせていないし、気持ちや精神の強さをひしひしと感じた。
そして最終日は9RのS級特選に出走。二次予選で取鳥雄吾と呼吸が合わなかったと湊は言っていたが、再度連係することとなった。3番手は地元の高原仁志が固めるし、取鳥も今度こそはと気合が入っているはず。流れよく今シリーズを締め括って欲しい。(アオケイ・宮本記者)