2024/07/05(金) 22:00 0 2
道中は小林史也-四宮哲郎の3番手。4角で開いた内コースを抜けると、するする車を伸ばして直線を突き抜けた。「(小林)史也が先行して中割りの1着ならあると思ったけど、展開が違ったし、こんな流れで1着とは思わなかった」と2班復帰初戦を飾り高笑い。
前期は失格の影響もあり初めてチャレンジ戦を走った。新人たちとの連係は刺激の連続だったが、百戦錬磨の岩見は後輩たちに策を授け難なく立ち回った。
「若い子には『初日、準決は突っ張ってでも後ろを連れて行け』とだけ。だって、せっかく決勝に上がっても新人が単騎ってレースが多いでしょ。味方をたくさん連れて、決勝は好きに戦った方が絶対にいい。そういうのを伝えていくのもオレたちの仕事でしょう」
チャレンジ戦の経験を生かして、復帰初戦でさっそく結果を挙げた。「6月に3週間空いたから体をしぼったら3キロ痩せた。そのあとも落として結果的に1か月で5キロ。だから、ものすごく軽いよ」と、それもこれも入念な準備のたまものだった。「新人は強いし、その中でも絶対に一期で上がってやろうと思っていたよ」とハングリー精神をむき出しにして戦った半年は決して無駄ではなかった。
「もうちょっと、頑張ってみますよ」と、2日目準決4Rは小松原正登-倉野隆太郎の3番手から怒涛の差し脚を伸ばす。(netkeirin特派員)