早めに巻き返した志田龍星を番手の村田が援護して寸チョン。40歳のバースデーを勝利で飾ったのだ。記者会見場で「バースデー勝利おめでとうございます」と記者から声を掛けられると「朝、出走表をみて自分が誕生日だったんだと気が付きました。今まで誕生日の日にレースですか？ あったかなぁ…」と照れ笑いを浮かべながら応えていた。

　そしてレースについては「志田君はさすがですね」とまずは志田を絶賛。「緩んだところで行きますと言っていたけど、その通りの走りでしたね。後方に置かれる展開になるのかなと思っていたけど、緩んだところでためらわずに行きましたからね。しっかり車間を切って、誰も来られる感じはなかった。落ち着いて抜きにいけました」と振り返った。

　そして、セッティングについて話していたのだが「実はセッティングを見てもらいに大阪に行ったんです。古性君と南君に見てもらってきました。いつもと違う感じなので、体とのマッチングがまだしていない感じ。せっかく見てもらったのに戻しても仕方がない。体の調子はいいので、少しずつマッチしていってくれればいいですね」と締め括り、二次予選に向けても意気込んだ。(アオケイ・宮本記者)