2024/06/28(金) 15:45 0 1
準決勝5Rで2着の永井哉多が優勝した4月の松戸ミッドナイト以来、8節ぶりの決勝進出。
「良かったです。7場所、決勝に乗れてなかったので。父(隆一)からアドバイスをもらって、前に出るまでのスピードを意識した。今日はほぼ脚を使わずに出られたのが良かった。昨日と今日と、父からいつも言われてることを"はい、はい"って聞いていたら決勝に進めた。やっぱり言われたことは聞くもんですね」
父であり師匠である隆一さんからの助言が効果バツグン。今期最終戦でファイナル入りとなった。
「来期は失格と欠場2回でまたチャレンジなんです。だから最後に決勝に乗れて良かった」
1年間戦った1・2班戦では優勝も経験。来期は格上の走りを見せてくれるだろう。写真撮影には、父からのおみやげでもらった帽子をかぶって行った。
「ドラゴンボールのウーロンの帽子です。ベトナムに行った父からこの帽子の写真が送られてきて、"欲しいか?"って言うから"いらない"って答えたんですけどね(笑)。買ってきたってことは使えってことでしょうから。かぶりますよ」
父に憧れて競輪選手になったのかと思えば「なりたいものがなくて自然と…」と笑った。「父の影響で競輪選手以外の選択肢がなかったかな。でも今は、どんな選択肢があったとしても、今よりもいい人生、楽しい人生はなかったと思ってます。自分の能力で結果が出るので。父にそれを言ったら喜んでくれましたね。友人や周囲にも言った時は必ず羨ましがられますね」
小さい頃から身近だった競輪でお金を稼ぎ、楽しい人生を送れている。まだ22歳。これから、もっともっと楽しい出来事も増えるだろう。決勝は山根慶太との2分戦。
「山根さんには(5節前の)京王閣の決勝で先行して、捲られた。リベンジしたいですね。あの時に思ったのは、脚自体はそこまで差がないっていうことですね」
直近5節で3回優勝している強敵を相手に、組み立ての工夫などでリベンジを狙う。(netkeirin特派員)