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【青森競輪・モーニング】16年の選手生活にピリオドを打つ小酒大司は「自分のやれる事をやって納得して終わりたい」

2024/06/27(木) 15:00 0 12

青森競輪場のモーニング「ニッカン・コム杯(FII)」は28日、最終日を迎える。2RのA級チャレンジ一般に出場するラストランの小酒大司に話を聞いた。

「もう1走、全力で頑張ります」と話す小酒大司

 今シリーズは追加斡旋。初日の予選は5着、2日目の選抜戦は4着となり、最終日は一般戦回りとなった。ただ、2日目はコースを失敗しただけであり、脚の感じは悪くないように思う。

「(2日目は)コースを失敗。まだ自分が下りようとした時には内が空いていなかった。だから外を回したんですが…。本当に悔しいです」と振り返る。

 最終日は一般戦回りとなったが、北日本は大澤哉太清水一博と一緒になった。メンバーを見せると開口一番、「自分が自力自在にやりますよ。そうすれば大澤君が番手だろうから。大澤君に頑張ってもらったし、決勝にも乗せてもらいましたから。相手は強い武藤さんだからどうなるか分からないけど、自分がやれる事をやるだけです。何だか昔の競輪を思い出すなあ…」と苦笑いを浮かべる。

 最後に選手生活を振り返ってもらった。「今年の7月で丁度、デビューから16年になるんですよね。今思えば本当に早かったなあ。選手になって一番痛かったのは去年ですね。指に痛みが出て、つき指かなくらいに思っていて2週間くらい放っておいたんだけど、その後は肩に痛みが出て、次は腰へと移動していった。これではヤバいと思って医者を探して行ってみたんですが、先生に『選手を続けるなら強い薬は飲ませたくない』と言われて、それなら飲まないって決心したんです。そうしたら背中まで痛くなって寝られなくなってしまって…。そうなると練習もできなくなるし、それで成績が一気に落ちてしまった。その後に国の機関がやっているところに相談をして、今年の2月くらいに痛みがスーと消えたんです。その後は決勝に乗れたりして成績もよくなってきたんですが、少し遅すぎました(苦笑)。あと2か月でいいから早く良くなる事ができていたら違っていたと思いますね。だから、人との巡り会いは大事なんだなあと実感しました。もう1走、全力で頑張ります」と締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)

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