2024/06/22(土) 19:00 0 7
二度目のGI出場となった高松宮記念杯は二度の確定板に載り、準決勝のシード権を獲得。4日目は脇本雄太や古性優作と自力勝負を演じた。
「自分でも白虎賞まで行けるとは思っていなかった」と話すが、近況の充実振りがGIの舞台でも結果として現れた。
中4日で迎えた今節は9Rに登場。山本伸一、伊原克彦の近畿勢を連れて鐘4角から叩きに行くとそのまま押し切りを決めた。
「前を取って突っ張りも考えていたけど、一回整えてからになりました。無理矢理仕掛けたのでとりあえず必死。出切ってからは後ろを気にせずしっかり踏み切った。最後は抜かれたかと思ったけど、気持ちで踏み直しました」
後ろに付いていたのは自力を兼備する山本伸一。タテ型から押し切ったのだから評価できる。山本も「メチャクチャ強かったです。ワッキーとか寺崎とは違うタイプ。最後は自分も一杯だった」と言うほどだった。
今の藤井ならシード組と同等に張り合える力がある。二次予選でも存在感を発揮する。(アオケイ・石濱記者)