2024/06/21(金) 20:30 0 6
昨年7月に本格デビューした、久留米がホームバンクの梶原海斗が初の地元記念に挑戦する。今年2月に3節連続完全Vでチャレンジ戦を卒業。1・2班戦も5場所で終え、4月にS級に特別昇級した。いきなりS級での大暴れも期待されたが、この3節は決勝に進めていない。
「(S級戦は)難しい。全員脚があるし、中団にいても(前の選手に)見られちゃうとなかなか…。タイミングひとつミスると終わり」
A級戦の終盤は圧倒的なパワーとスピードを見せつけたが、それでもS級の壁は厚かったようだ。
「最初は緊張しましたね。頭が真っ白だった。最近は緊張もしなくなってきて余裕も出てきたかな」
前節の川崎ミッドナイトでは初日と最終日に1着。S級3節目にして、初の節間2勝をマークした。そこから中2週間空いての初GIII参戦が地元記念。
「ぎり間に合ったかな。持病の腰痛から右脚がかたまる感じで、川崎は右脚に力が入らなかった。ケアをしながら調整して、力が入るところまで来ました」
話を聞いていると状態面に不安がありそうだが、直前に一緒に練習した大先輩の田中誠は「カイトの強さにビックリした」と高評価。心配はいらないだろう。
「失う物はない。積極的に行けたら。ひとつでも勝ち上がれるように頑張りたい」
地元の好素材がいよいよ記念デビュー。2Rはいきなり佐々木豪、黒沢征治ら実力者に挑む。まずは1走目、どんな走りを見せてくれるか注目だ。(netkeirin特派員)