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【サマーナイトフェスティバル予想】昨年の覇者・清水裕友が盟友とともに夜王の称号狙う!

2021/07/15(木) 06:00 0 3

7月16日より函館競輪場サマーナイトフェスティバル(GII・最終日7月18日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

清水裕友が盟友・松浦悠士とともに大会連覇を狙う

 サマーナイトは北の大地を舞台にした3日間の短期シリーズ。優勝した選手には「夜王」の称号が与えられる。当サイトのコラムニストである近藤龍徳も勝った事があるが、昨年のチャンプは清水裕友。前後は分からないが、松浦悠士と連係して、番手を回った方がV最短と言うのが近況の流れ。現時点で並びは分からないが、今回は清水、松浦の並びが個人的な考えだ。

 この2人に引けを取らないのが郡司浩平福井記念で森田優弥とのタッグが話題を集めたが、これも郡司の人の優しさ。特に森田に対して「身内」と言う言葉を使い、レース後の振り返りで語ってくれたのが印象的だった。人間性も抜群だが、古性優作に捲られはしたが、三谷竜生を捌いたのは技術的な高さでもある。

ヒケを取らない郡司浩平森田優弥とのタッグが話題を集めた

 平原康多は、高松宮記念杯を練習中の落車で棒に振ったが、早い段階から練習を始めていた。その間に宿口陽一のG1Vや、吉田拓矢の記念優勝もあり、自分の事のように喜んでいた。平原不在で、逆に宿口や吉田はプレッシャーの掛からないレースで恵まれたが、関東のラインを考えた時に、平原が“王将”で控えている時に結果を出すのが本来の競輪だ。そうでないと、人間臭い競輪が衰退してしまうだろう。

怪我から復帰する関東の王将・平原康多(撮影:島尻譲)

 佐藤慎太郎は、北日本のビッグレースであるし、来月の地元いわき平のオールスターにも繋げたい。新山響平の不在は痛いが、勝負どころの準決では、東日本の大物の自力選手との連係になるはず。他にS班の守澤太志和田健太郎は落車明けだし状態が心配される。

 オリンピックのサブメンバーである深谷知広も元気に参戦。直前は沖縄合宿でハードに仕上げている。中部はライン的に機能していない山口拳矢浅井康太だが、この辺りで結果を出したい。そうでないと、見ているこっちが歯がゆくなる。

このあたりで結果を出したい浅井康太山口拳矢

 近畿は村上兄弟が不在。ただ、福井記念の走りを見れば、古性優作がその穴を十分埋められる。

 中四国でラインを組めるか、中部と四国で別々になるかは勝ち上がり次第。ムラだが地元小松島記念を制覇した太田竜馬はダークホースの存在だ。連日、目標に恵まれそうだし、小倉竜二も鋭脚を発揮する。これからは町田太我山口拳矢佐々木悠葵の時代になりそうだし、S班を力でネジ伏せる展開も十分考えられる。

 同時にガールズケイリンフェスティバルも開催されるが、21人が参加しての3レース制。2日間のポイントで決勝進出者が決まる。直前は腰痛も出て、本調子を欠いていた児玉碧衣だが、きっちり仕上げて女王らしい走りを演じる。あとは、ナショナルチーム入りしてパワーアップした佐藤水菜、自在巧者の石井寛子、負けず嫌いで実力も人気も兼ね備えている高木真備の優勝争いになりそうだ。

本調子を欠いていたが、きっちり仕上げて女王らしい走りを演じたい児玉碧衣(撮影:島尻譲)

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