124期の熊谷芽緯は前回の小田原で初Vを達成。しかもその内容は、前受けから突っ張り先行で松本詩乃らのまくりを封じるという価値あるものだった。

「初優勝できたのは素直にうれしいですし、みなさんからもたくさん祝福してもらえました」と笑顔で振り返った。

　本デビュー以来、一貫して積極策にこだわっており、将来性を高く評価する声も多く聞かれる。今後は大舞台での活躍を期待したくなるが「まずは今シリーズでいい結果を出せるように。一戦一戦を大事に走って(優勝を)重ねていきたいと思います」と地に足を付けて、一歩ずつ前進していくつもりだ。

　初日は前回決勝同様に松本詩乃が強敵となりそうだが「休養を取りつつ練習もした」その成果を発揮して白星スタートを目指す。(netkeirin特派員)