2024/06/12(水) 15:15 0 22
佐藤友和はメンバーを見てニヤニヤ。最初のひと言が「いったい、俺達でいくつ獲ったんだろうか」。嫌みでない自慢話だし、こう言うひと言を聞くと、記者の特性として、すぐに書きたくなる。
調べてみると、山崎芳仁は、オールスターが2個・全日本選抜が3個・競輪祭が2個・高松宮記念杯・親王牌の合計9個。他にもヤンググランプリやふるさとダービー、共同通信社杯も獲っている。平原康多は、先日のダービー、親王牌、競輪祭を3個、親王牌、高松宮記念杯、全日本選抜を2個の合計9個。両者共にグランドスラムに王手をかけている。武田豊樹は、グランプリ、競輪祭を2個、高松宮記念杯を2個、オールスターを2個、ダービーの合計8個。佐藤友和のGI制覇は弥彦の親王牌と宇都宮全日本選抜の2個。どうあれ、凄いコレクター達だ。
武田豊樹と平原康多は11月の小倉競輪祭で前後を上手く入れ替えて、何度もグランプリに潜り込んでいる。かつての“中部たらい回し作戦”と言う言葉も有名だ。もし、山崎芳仁と佐藤友和が、全盛時にこれをやっていれば、2人のタイトル数はこんなものでなかった。もったいない気もするが、当時の2人には我々が分からない世界があったのだろう。(町田洋一)