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【高松宮記念杯競輪】平原康多「走る前はヤジもきつかった(苦笑)」

2024/06/11(火) 17:30 0 22

岸和田競輪「第75回高松宮記念杯競輪(GI)、第2回パールカップ(GI)」は11日、初日が終了した。9レースの一次予選で1着を取った平原康多に話を聞いた。

42歳の誕生日を自らの1着で祝った平原康多

 このレースは42歳の誕生日だった平原康多眞杉匠を使いバースデー勝利だった。

 平原康多は「40歳を過ぎてタイトルを獲れるとは、正直、思っていなかった。50歳でのタイトル? それは完全に無理(笑)。前橋記念で眞杉を差せなかったから、走る前は、ヤジがきつかった(苦笑)。終わったら、誕生日おめでとう! の声も少しありました」。

 それから記者が思っている事を質問。眞杉匠の先行だし、車間を切る必要はないのでは? に対して「眞杉の先行は凄く掛かるから、確かに、その必要性はないかもしれない。だけど車間を切る方が牽制しやすいし、後ろも連れ込める。前橋の時は、眞杉が鎖骨に入っていたプレートを抜いていたから、本来の粘りだった。だけど、その計算が頭になく差せずに失敗。今日はそれがあったから、少し早めに抜きに行った。逆に風もありきつそうで、2着に残せなかった。何度走っても、その辺りは難しいよ」。

 今はヨコブロックでなくタテブロックの時代。ファンからすると車間を切って、差せないと腹立たしいが、選手目線からすると仕方ない面もあるだろう。(町田洋一)

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