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【いわき平競輪】窪木一茂が地元デビューで連勝優出。ほか3ルーキーも勝ち上がり!

2021/07/12(月) 12:00 0 0

いわき平競輪場で10日に開幕した「オッズ・パーク杯(FII)」。最終日8R(チャレンジ決勝)に勝ち上がった119期勢に話しを聞いた。

 今節のいわき平に出走した新人は4人。小池千啓は既に本デビューしているが、窪木一茂上遠野拓馬梅田加津也は今回が本デビュー。それぞれタイプが違う4人を紹介したい。

既に格が違う雰囲気が漂う窪木一茂

 窪木一茂は、リオ五輪に出場するなど言わずと知れた長距離選手。そうは言っても競輪では新人。「緊張もしていた。これまでも色んなドラマがあって、お客さんの声援もあって、でも浮かれてもいられない」と初日を振り返る。戦い方など、先輩にもアドバイスを求めていたようだ。そんな中、2日間ともワンツースリーを決めたのは立派。「一戦、一戦が大事」と、目指すのは早い段階でのS級入り。競技実績からも勝ちに拘る姿勢は群を抜いている。

苦労人の上遠野拓馬

 上遠野拓馬は、111期で競輪学校入りするも卒業に至らず。「制度が変わってもう一度チャンスをもらえた」と、119期としてデビューを果たした苦労人だ。「3年間は、週3回ぐらいは自転車に乗って、午後から仕事をしていた。4年越しで選手になれた」と嬉しそう。「師匠(荻原尚人)や兄弟子の桜井正孝さんには、『上に行けば行くほどラインが大事になる。内容を良くして弱かったら着が悪くなるだけだし、力が付けば着が付いてくる』と言われています」と、昔の先行選手の雰囲気。ラインを生かすために、若干、持ち味のダッシュをセーブしているようにも見えるが、「決勝なんで、後ろを気にせず狙ってみたい」と、当然ながら欲もある。

 梅田加津也は、「自分は混戦が得意。養成所ではダメだけど、ヨコは意識しながら訓練していた。最終的にはオールラウンダーを目指しています」と、自在なタイプ。

地脚先行タイプの小池千啓

 小池千啓は、「人のペースで走るよりは、自分のペースで先行した方がいいと思っている。あとはどれだけ粘れるかが課題。練習では捲りの練習もしているが、競走では頼りたくない。捲りは最後の手段」と、地脚が持ち味の先行タイプ。
 脚質に加え、経歴、デビューの年齢によっても考え方は様々だ。(アオケイ・市川記者)

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