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【東京五輪】梶原悠未「テレビの前で『悠未、頑張れ!』と応援してもらえたら嬉しいです」

2021/07/12(月) 09:00 0 3

東京五輪の自転車トラック・中距離種目代表が11日、オンライン会見を行った。中距離(オムニアム・マディソン)の梶原悠未・中村妃智・橋本英也がそれぞれ五輪出場に懸ける想いを語った。

中距離女子オムニアム代表・梶原悠未(かじはら・ゆうみ)(提供:日本自転車競技連盟)

 ■中距離女子オムニアム代表・梶原悠未(かじはら・ゆうみ)
「私は身長が155cmなので世界の選手の中では小柄です。そんな私の小さな体躯から繰り出す爆発的なスプリント力(りょく)を見てほしい」と自身の見てほしいポイントを語った。

 クレイグ・グリフィンコーチも「彼女の最大のポイントはスピード。さらに作戦を立てレースを組み立てる力も十分ついてきたので楽しみだ」と語った。

自転車の形のサインが可愛らしい(提供:日本自転車競技連盟)

 SNSでネイルを披露していることもあり、記者から勝負ネイルについて質問されると「(五輪は)ゴールドのラメで!」と明るく答え素顔を覗かせた。

 ファンへ向けたメッセージは「テレビの前で『悠未! 頑張れ!』と応援してもらえたら嬉しいです。みなさんの応援が私の背中を押すパワーになります!」

中距離女子マディソン代表・中村妃智(なかむら・きさと)(提供:日本自転車競技連盟)

 ■梶原とマディソンでタッグを組む中村妃智(なかむら・きさと)
「マディソンという種目は32人が250mのトラックを一斉に走る種目。選手群の中で、ペアの相手である梶原(悠未)を見つけて交代する位置どりのダイナミックさを見てほしい」と競技の魅力をアピールした。

 また、自転車競技6人の中で唯一会社員でもある中村は「(五輪の)裏方さんへの感謝の気持ちが大きい。私はレースに出る一方で、会社員になってからはイベントを主催する側に回りました。スケジューリングの緻密さや大変さがわかるので閉会までしっかりやり遂げたいです」と五輪への独自の想いを語った。

 グリフィンコーチは「彼女は“かくし玉”と言える存在。普段は物静かで優しい印象だが、レースになるとファイティング精神に溢れている。強いレースを楽しみにしている」と語った。

113期の競輪選手かつ、中距離男子オムニアム代表の橋本英也(はしもと・えいや)(提供:日本自転車競技連盟)

 ■中距離男子オムニアム代表の橋本英也(はしもと・えいや)
 競輪選手(27歳・岐阜=113期)かつ、UCIランキング男子オムニアム1位の橋本。自身の見てほしいポイントは? と聞かれると
レース中の表情を見ていただきたいです。僕は苦しくなると口角が上がってしまい、よく『レース中笑ってたよね』と言われます(笑)」と答えた。写真のような笑顔なのか、果たして…!?

 また、意識している強豪選手については「豪州のサム・ウェルスフォード選手です。おそらく、ゴール前で僕とサムが1着をかけてスピード勝負のレースになるのではと予想しています」とのことで、その光景を楽しみに待ちたい。

五輪も競輪も自転車やサイクリングの楽しさを伝える手段だという橋本(提供:日本自転車競技連盟)

 リオ五輪落選から5年を経て成長した部分については「“五輪が僕の人生を変える”と思って生きてきたので、落選後はメンタルの病気になったほどでした。しかし、競輪を始めたり、ロードレースを始めたり、色々な経験をすることで“五輪が全てではない”と思えるようになった。リラックスして臨めるようになったことが成長です」と振り返った。

理由はわからないが山葵の標本を持って現れたクレイグ・グリフィンコーチ(提供:日本自転車競技連盟)

 最後に、グリフィンコーチは3人について「今までのベストなパフォーマンスを見せて欲しい。たとえ結果が金メダルであろうと、10位であろうとそんなことは私は問わない。とにかくベストを尽くして欲しい」と締めくくった。

■五輪・自転車トラック中距離種目の日程について
 自転車競技のトラック種目は8月2〜8日に静岡県の伊豆ベロドロームで、各種目が開催される。

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