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【不死鳥杯】「俺が俺が」の神奈川劇場

2021/07/11(日) 10:20 0 1

福井競輪「開設71周年記念・不死鳥杯(GIII)」は11日、最終日を迎える。11R特秀でタッグを組む東龍之介内藤秀久に話を聞いた。

11Rのメンバーを覗き込む追い込み屋の東龍之介(左)と内藤秀久(右)

 11Rのメンバーを覗き込む追い込み屋の東と内藤にとって目標となる機動型は不在。お互いにしばしの思考タイム。
 最初に口火を切ったのは年長者の内藤。「俺が前でやりたいんだけどさ。自力自在に何でもって感じになるけど、今日(準決勝)が不甲斐なかったし」と語りかけると、東は「自分が前でやらせてもらえませんか」と返答。ただ内藤も「俺じゃダメか」と再度投げ返す。

「自分の方が後輩ですし」と食い下がる東龍之介(左)と内藤秀久(右)

 東は「自分の方が後輩ですし、先輩にお任せっていうのはちょっと。自分が前で頑張らせてください。前を回るからには自力中心に内藤さんが1着を取ってもらうくらいのそういう気持ちで頑張りたいので」と内藤に負けず劣らずの熱い気持ちで訴えかける。

 それを受けた内藤は「しょうがない。龍之介は練習仲間の後輩だし俺が折れるか」と先輩の内藤が先頭を東に譲ることに。それを受けた東は「ありがとうございます。全精力を傾けてしっかり頑張ります」とキッパリと言うと、最後は内藤もニッコリと「お互いに頑張ろう」と応じる。

 時代は令和だが、ここには昭和の熱い熱血漢が2人いた。(アオケイ・渡辺記者)

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