2024/05/30(木) 10:00 0 1
ガールズケイリンで直近4か月のバック本数が20を超えているのは奥井迪(26回)、太田美穂(22回)、石井貴子(東京、20回)、日野未来(20回)の4人だけ。しかも奥井、太田、日野は競走得点が55点オーバー。“積極的で強い”を体現している。
その太田が初日1Rで人気に応えて1着。しかし、最終3コーナーからの捲り追い込みの形になって「みなさんもヤバいと思ったでしょ? 私もヤバいと思いましたもん!」と苦笑いを浮かべながらレースを振り返った。
「高橋美沙紀選手が私を蓋したいのか、私の後ろを欲しいのか、それとも(仕掛けて)行きたいのか、ちょっとわからなくて見てしまった。緩んでいたし、行くべきだったのかな…。最終ホームも内を行くか外を行くか悩んじゃった。まぁ届いて良かったんですけどね。オールガールズクラシックまでのセッティングだったら届かなくて4着だったでしょうね。感触自体は良かったです」
最終ホーム手前から太田の外にいて、結果的に仕掛けて出た高橋美沙紀が2、3番手の外でへばりつく展開になり、太田もなかなか仕掛けるタイミングが取れなかった様子。積極的なレースは見せられなかったが、負けパターンに近いあの展開でも勝って底力を示した。
「オールガールズクラシックが終わって久しぶりに競走間隔が空いた。そこでセッティングやシューズのサンを替えてみた。パールカップもあるし、(坂口)楓華もどんどん強くなっている。自分ももっと強くなりたいので。ここまではいい感じ。2日目はバックを取って勝ちたい。内容も結果も、ですね!」
同期の大活躍が大いに刺激になっている。セッティング等の変更から負けなしの4連勝。次走のGI「第2回パールカップ」にさらに弾みを付けるためにも、予選2は積極的で強い走りを見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)