近況はメキメキと力を付けている竹野百香。逃げれば強靱な粘り脚を発揮でき、好回転の捲りも打てるオールラウンダーになりつつある。

　初日はロングの仕掛けで3着。人気対抗格に推されていただけに2着には残りたかったが、本命の尾崎睦を苦しめる堂々の走りで着以上に動きはよかった。

「(当地は6戦6勝で)松戸で初めて負けちゃいました。ただ、しっかり反応はできていたと思います」と本人も手応えを掴んでいる様子だった。

　次走の小倉の次は自身初のGI戦。そこに向けて「今回からギヤを3.71から3.77に上げてみました。師匠(舛井幹雄)からも『上のレベルならギヤを上げた方がいい』とアドバイスを貰ったので。自分は鈍感なので初日走った感じはさほど変わらなかったですね(笑)。GIはみんな格上の選手だけど何とか爪痕を残せるように頑張りたい」と言葉に力が入る。

　今年は2V。先輩相手に十分通用しているイメージだが、求めるレベルは高い。まずは今開催でしっかり結果を残してパールカップに向け弾みを付けたい。(アオケイ・松野記者)