2021/07/08(木) 21:00 0 4
上がりタイムは10秒9と初日の一番時計を計時した。この日は7・8Rが豪雨の影響で中止となるほどで、10Rの前には上がったが湿気が上がり、ぬかるむスリッピーな路面は大いにハンデとなった。「滑るのは気にならなかったけど、重かったですね。雨の直後なのでじとっときた」。
それでもしれっと10秒台を出してしまう。さすが当地のバンクレコード(10秒6)保持者だ。持っているものが違う。「バンクレコードですか? そこは気にせずにとりあえずは抜かれないように」とコメントは殊勝なもの。
仮に父・幸二氏だったら「自分の記録を更新する? 楽勝っすよ!」ぐらい言っているだろう。こちらは大風呂敷を広げて自らを鼓舞するタイプではなさそうだが、それでいて、さらっとドでかい仕事をこなしてしまう。そんな雰囲気を感じさせる男の2日目以降の走りは要注目だ。(netkeirin特派員)