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【競輪ルーキーシリーズ2024】デビュー戦で完全優勝を決めた栗山和樹「まだ余裕なんてゼロです」

2024/05/09(木) 16:35 0 8

「競輪ルーキーシリーズ2024(FII)」は10日、平塚競輪場で開催初日を迎える。このシリーズは3月に日本競輪選手養成所を卒業した125・126期の新人選手たちが争う舞台であり、今回がシリーズ第2戦。富山競輪で行われた第1戦で完全優勝を決めた栗山和樹に話を聞いた。なお、栗山は初日11Rに出走する。(netkeirin編集部)

岐阜支部所属の栗山和樹(撮影:北山宏一)

 超ハイレベル集団125期の中、養成所順位3位で卒業した岐阜登録の栗山和樹。卒業記念レースでは2着で表彰台に上がっている。身長181cm、体重83kgと恵まれた体格をしているが、“パワーの限りダイナミックに”というよりも冷静沈着に勝負所を見極めるような戦略的なレーススタイルで勝負している。

 このレーススタイルについて尋ねると「僕は地脚タイプなんですが、前の選手を追走していく中で、自分の余力を測りつつ展開を探りながら走るのはチームスプリントなどの競技経験も活きているかもしれません」と説明した。

 ルーキーシリーズ第1戦の富山では完全優勝を決め、幸先よいスタートを切った栗山は「デビュー戦を完全優勝できたことはよかったです。シリーズ2日目のレースではしっかりと自分のタイミングで踏み込んでいけましたし、上がりタイムにも手ごたえを感じることができました。養成所を卒業してからは(山口)拳矢さんや志田(龍星)くんたちとバンク練習を中心に鍛えていましたが、その成果が出ました」と笑顔を見せた。

 すでに実戦で結果を出しての第2戦となるため、精神的に余裕があるのではと思ったが「いえ、それが全然なんですよね。まだ緊張するような感覚もあり、余裕なんてゼロです(笑)。それと今回は前回の富山とは違う新しい自転車を持ってきたのでセッティングを見ながらやることになります」と気持ちを引き締めている様子。

「でも、ここでしっかりと決勝に上がって連続優勝できるように頑張りたいです」と力強くシリーズへの意気込みを語ってくれた。選手として達成したい目標を尋ねると「師匠の松岡篤哉さんがヤンググランプリを獲っているので、自分もまずはそこを目指してやっていきたいです」とのこと。第1戦に続き、第2戦も優勝となればインパクト大! 栗山和樹の“おかわり”に期待したい。

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