今開催は6月の川崎Sで優勝をして流れを手中にして小松島入り。終わってみれば3、2、9、2着と上出来で、確定板に乗った3回はすべて先行してのもの。「最近、『逃げ』の決まり手が減っていたからうれしい」と満足している。

　川崎の優勝によって、6月までが選考期間だった岐阜「共同通信社杯」の出場権利もほぼ獲得できた。地元で行われるビッグ出場の権利はノドから手がでるほど欲しかった。それだけに気分も乗っているはずだ。

　さらには8月にいわき平で開催される「オールスター競輪」に記者推薦で出場が決まっている。これがGI初出場となる。「出られると思っていなかった。記者さんの推薦だと聞いたから余計に驚きました」と本人もびっくり。

　まずはGIを経験し、収穫を持って地元GIIへ挑みたい。「オールスターは何が何だか分からないまま走るでしょうし、まずは強制帰郷させられないように(笑い)。せめて最終日まで走りたいですね。自分の力を出し切って9月の岐阜で勝負できれば。地元戦なので特に頑張らないと！」と、まずは名刺配りだと言わんばかりに8月いわき平を目指す。(netkeirin特派員)