2024/05/01(水) 09:00 0 2
GIのなかでも非常に勝ち上がり条件が厳しいのが、この日本選手権競輪(競輪ダービー)。一次予選は3着以内で二次予選進出が決まる。さらに、特選の4〜9着選手も二次予選回りとなる(上位3名は4日目ゴールデンレーサー賞)。
63名で7レース行われる二次予選の勝ち上がりは、さらに狭き門だ。準決勝に出場できるのは上位2着に加え、各レース3着から4名のみ。3着勝ち上がりの権利は特選出場者が優先され、1走目での着順で序列がつけられる。
初日を終えて、二次予選への出場が決まった選手を地区別に紹介する。
地区 | 選手名 | 級班 | 期 | 脚質 | 競走得点 |
---|---|---|---|---|---|
北日本 | 新山響平 | SS | 107 | 逃 | 112.60 |
北日本 | 小松崎大地 | S1 | 99 | 逃 | 108.00 |
北日本 | 高橋晋也 | S1 | 115 | 逃 | 107.96 |
北日本 | 菅田壱道 | S1 | 91 | 両 | 110.00 |
北日本 | 山崎芳仁 | S1 | 88 | 両 | 109.25 |
北日本 | 飯野祐太 | S1 | 90 | 両 | 103.28 |
北日本 | 守澤太志 | S1 | 96 | 追 | 112.52 |
北日本 | 成田和也 | S1 | 88 | 追 | 108.90 |
関東 | 森田優弥 | S2 | 113 | 逃 | 110.48 |
関東 | 吉田拓矢 | S1 | 107 | 両 | 111.40 |
関東 | 鈴木竜士 | S2 | 107 | 両 | 107.44 |
関東 | 諸橋愛 | S1 | 79 | 追 | 110.19 |
関東 | 中田健太 | S1 | 99 | 追 | 109.42 |
南関東 | 松井宏佑 | S1 | 113 | 逃 | 113.27 |
南関東 | 岩本俊介 | S1 | 94 | 逃 | 111.75 |
南関東 | 根田空史 | S1 | 94 | 逃 | 108.80 |
南関東 | 郡司浩平 | S1 | 99 | 両 | 116.18 |
南関東 | 簗田一輝 | S2 | 107 | 両 | 105.12 |
南関東 | 佐々木眞也 | S1 | 117 | 両 | 106.25 |
南関東 | 内藤秀久 | S1 | 89 | 追 | 105.52 |
中部 | 谷口遼平 | S1 | 103 | 逃 | 109.10 |
中部 | 志智俊夫 | S1 | 70 | 追 | 106.12 |
中部 | 川口公太朗 | S1 | 98 | 追 | 104.25 |
近畿 | 窓場千加頼 | S1 | 100 | 両 | 110.68 |
近畿 | 椎木尾拓哉 | S1 | 93 | 追 | 107.26 |
近畿 | 三谷将太 | S1 | 92 | 追 | 109.88 |
中国 | 河端朋之 | S1 | 95 | 逃 | 108.50 |
中国 | 片岡迪之 | S1 | 93 | 逃 | 101.96 |
中国 | 松浦悠士 | SS | 98 | 両 | 117.84 |
四国 | 原田研太朗 | S1 | 98 | 逃 | 104.92 |
四国 | 松本貴治 | S1 | 111 | 逃 | 110.36 |
四国 | 香川雄介 | S1 | 76 | 追 | 108.59 |
九州 | 伊藤旭 | S1 | 117 | 逃 | 108.75 |
九州 | 井上昌己 | S1 | 86 | 追 | 110.90 |
九州 | 小岩大介 | S1 | 90 | 追 | 110.71 |
九州 | 松尾透 | S2 | 96 | 追 | 99.55 |
初日を終え、二次予選へ出場するメンバーは北日本勢と南関東勢の多さが目立つ。脚質ごとに見てみると、九州は4名の勝ち上がりに対し自力選手は伊藤旭のみ。2日目一次予選では自力選手の勝ち上がりに期待したいところだろう。
5月1日の2日目には、残りの一次予選5レースが行われる。各レースの顔ぶれをとすでに勝ち上がりを決めたメンバーを見て、予想してみるのも面白いかもしれない。
南関ラインが3車の四分戦。南関は徹底先行の野口裕史が先頭だが、力上位は関東ラインか。初日の特選では坂井洋がGDR賞行きとなり、小林泰正は関東の機動型として二次予選に進みたい。
6Rも四分戦で、3車の南関ラインが中心か。島川将貴-中本匠栄は西で連係。先行型が不在でどのラインが先手を取るか。
7Rは三分戦。点数上位の寺崎浩平と山田久徳が並び、神田紘輔が3番手を固める近畿ラインが優勢か。近畿勢としても寺崎の勝ち上がりは必須だろう。
8Rは四分戦。近況好調な阿部将大だが、町田太我が先頭の中四国3車にどこまで抵抗できるか。自力型の勝ち上がりを待つ九州勢だが、町田の番手は小倉竜二で手強そう。
9Rは四分戦。青野将大に北の2車が付き東日本3車ラインとなったが、北津留翼と山田英明の九州2車が力上位。2人が勝ち上がれば九州勢の戦力に厚みが増す。
さらに10、11Rでは特選2レースが行われる。上位3着に入ればゴールデンレーサー賞行きとなり、準決勝進出も決まる。すでに進出が決まっているのは武藤龍生、坂井洋、和田圭だ。
10レース特選はコマ切れ戦。注目の北井佑季は和田健太郎と連係、近畿は古性優作を先頭に3車となった。昨年のダービー王・山口拳矢は浅井康太と2車連係。清水裕友と嘉永泰斗が単騎でいかにも不気味だ。
11レース特選は四分戦。点数トップの深谷知広に地元・佐藤慎太郎が付け、3番手を渡部幸訓が固める。前走で今年初Vを挙げた眞杉匠は平原康多と連係。犬伏湧也は山田庸平とタッグを組む。三谷竜生と稲川翔の近畿コンビは分が悪いが、初日特選の波乱を見るにノーマークとはいかないだろう。