昨年末の小倉で小林優香や日野未来を破ってVを飾った當銘直美。それが昨年3度目の優勝だった。そこでなにかきっかけを掴んだのかもしれない。今年は初戦の静岡決勝で落車してしまったが、復帰してからの勢いがすさまじい。西武園、佐世保で連続Vを飾ると、岐阜と伊東でも決勝進出。さらに玉野、いわき平、向日町と3連続優勝で今年最初のGIを迎えた。

「3連続優勝は初めて。(直近4か月の競走得点)55.70なんてこんなに高い点数をキープできているのも初めて。今までは自分が意地を通して練習の内容を決めていたけど、先輩方のアドバイスを聞くようになって結果が出た。レース中の引き出しが増えて、いろいろな展開に対応できるようになりました」

　坂口楓華らトップクラスの充実ぶりも目を引くが、上昇度ならば當銘が一番だろう。

「この状態でGIを戦えるのが楽しみ」

　まずは準決勝進出へ、好スタートを切れるか注目したい。(netkeirin特派員)