2024/04/24(水) 18:30 0 2
久留米競輪場のナイター競輪「第2回オールガールズクラシック(GI)」は26日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
新たに創設された、オールガールズクラシックも第2回の大会。このGIを制すれば、年末のグランプリのキップが手に入る。パリ五輪に向けてナショナルチームのメンバーは不在。賞金順位42名の戦いで、普通開催もA・B・Cの3つのトーナメントもある。
初日特選のティアラカップは無条件で準決に進め、メンバーは地元の女王・児玉碧衣、久米詩、坂口楓華、吉川美穂、尾方真生、石井寛子、柳原真緒。ホームバンクと言う事もあり、調子を崩していた児玉碧衣が復調気配で、当然シリーズリーダー。取手のコレクションは7着大敗だったが、直前の玉野と松山で連続優勝。ガールズケイリンの顔でもあり、ここに間に合った感じだ。
近況の勢いは坂口楓華で、コレクションで優勝。ビッグレースでも結果を出せる様になり、児玉碧衣より先に仕掛ければ面白い。競走センスある石井寛子も大舞台は強く、ここから狙う手も。以前に比べて捲りのレースが多くなった尾方真生だが、先行の組み立てがベスト。前回の怪我が気になる久米詩だが、最終日まで走り問題ないだろう。吉川美穂は位置取りのレースで、柳原真緒は思い切った走りを魅せたい。
予選の主役は小林優香と尾崎睦。この2人はスランプも経験したが、近況の数字は抜群。苦労した分、血になり肉となっている。久留米に出稽古に行っている日野未来、実力者の小林莉子、先行職人の奥井迪にも注目したい。
ガールズAは渡部遥の機動力がリード。ここ12場所で1度も優出を外しておらず、確定板に載るレースも多い。上手さで松本詩乃、逃げスタイルの松井優佳が続く評価。
ガールズBは横一線で、競走得点が50点を超えるのは宇野紅音、吉田りんご、熊谷芽緯、永塚祐子、永禮美瑠、高木佑真。戦術の豊富さは永禮美瑠で宇野紅音も勝負強い走りを演じる。
ガールズCは竹野百香が自分の走りをやれそう。強力な同型が不在でペースに持ち込む。優勝経験があるのも強味だ。