2024/04/18(木) 18:45 0 23
西武園競輪場の「ゴールド・ウイング賞(GIII)」は20日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
S班は古性優作と清水裕友の欠場はあったが、それでも4人いて、全体のメンバーも豪華な布陣。脇本雄太を筆頭に、深谷知広、眞杉匠、山口拳矢と誰が優勝してもおかしくない。それにプラスして地元の雄・平原康多も当然おり、ダービー前の前哨戦にふさわしい好メンバーだ。
初日特選の想定メンバーは脇本雄太に競走得点通りだと村上博幸に稲川翔の折り合い。ただ、もしかしたら番手と3番手が逆の可能性もある。その脇本雄太だが、ニュースタイルで取手のウィナーズカップ(GII)を優勝。高知記念を1本休み、今回に備えた。悪い、悪いと言いながらも次元が違うのが、ワッキーだ。
関東は4車結束とみたい。眞杉匠に追加で入った坂井洋が番手を回り、平原康多、武藤龍生がライン固め。
坂井洋も一番良い時のスピードに比べると物足りないが、眞杉の番手を回れるのは有利。
平原康多の評価は難しいが、自然と周りが盛り立てる。不利な展開を克服する力はなくとも、それなりの展開になった時は4度目のホームバンクでの優勝が狙える。武藤龍生は、スピード競輪の時代になったが昭和の走りで善戦している。
深谷知広と山口拳矢は単騎になり、仕掛けが難しい。深谷知広は優勝こそないが、高いレベルで安定。しかも、位置取りの渋さも出てきた。山口拳矢は長いトンネルに入っているが、そろそろ抜け出したい。
予選スタートの選手も特選シード組みと遜色はない。地元森田優弥、九州のドン荒井崇博、ウィナーズカップで優出した伊藤颯馬、GI覇者の山崎芳仁と園田匠、再ブレークを狙う宿口陽一、世界の河端朋之、FIの鬼・島川将貴と一次予選は人気サイドの決着になりそう。