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【日本選手権競輪予想】山口拳矢の単騎成績に異変? 決勝メンバーの位置別成績をチェック /データ分析

アプリ限定 2024/05/04(土) 19:55 0 14

いわき平競輪日本選手権競輪(GI、通称“競輪ダービー”)」はいよいよ5日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。
▶︎決勝の出走表

古性優作
順当に決勝に進出した古性優作(撮影:北山宏一)

実績の古性優作、一発の山口拳矢

 まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。

 S班は古性優作清水裕友山口拳矢の3名が決勝に駒を進めた。GI決勝は古性が6Vと圧倒的な成績を残しており、清水は準優勝2回と“あと一歩”のところにいる。

 山口は言わずもがな昨年のダービー王。GI決勝に乗ったのはこの1度きりで、そのチャンスを一発で掴んだ。この勝負強さはやはり魅力だ。

山口拳矢
ダービー連覇を狙う山口拳矢(撮影:北山宏一)

過去3年のGI決勝成績

選手名回数勝率2連対率3連対率
古性優作1346.2%53.8%53.8%
平原康多812.5%12.5%12.5%
清水裕友60%33.3%33.3%
吉田拓矢520%40%40%
山口拳矢1100%100%100%
諸橋愛30%0%0%
武藤龍生20%0%50%
小林泰正00%0%0%
岩本俊介00%0%0%

 なお、小林泰正岩本俊介は初めてのGI決勝に挑む。3月無敗で衝撃の11連勝を記録した岩本は、今節3連勝での勝ち上がり。小林も予選は連勝、準決2着で波乱を演出し、好調さが光っている。

山口拳矢は単騎が得意なイメージだが…

 次に4日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。

 決勝の並びは、5車勝ち上がった関東勢は別線となり吉田拓矢-平原康多-武藤龍生と、小林泰正-諸橋愛。S班の3名と岩本俊介は単騎を選択した。

過去3年の位置別成績

選手名位置勝率2連対率3連対率
古性優作単騎26.3%63.2%73.7%
平原康多番手40.9%56.4%65.8%
清水裕友単騎22.2%22.2%22.2%
吉田拓矢先頭27.4%45.7%58.6%
山口拳矢単騎36.8%42.1%47.4%
諸橋愛番手16%42.6%56.9%
武藤龍生3番手
以降
5.1%25.4%49.2%
小林泰正先頭24.9%40.9%52.7%
岩本俊介単騎11.1%11.1%11.1%

 データ上では、単騎の4名のなかで最も単騎成績が良いのは古性優作。過去3年で19回単騎で走り、1着5回、2着が7回だった。22年の高松宮記念は、単騎でGI優勝を挙げている。

高松宮記念古性
古性優作は22年高松宮記念杯を単騎でV(photo by Shimajoe)

 一方、単騎で強いイメージの山口拳矢だが、3連対率は5割を切るまでに下がってしまっている(昨年のダービー決勝時点では単騎での3連対率72.4%だった)。ただし単騎戦の頻度はもっとも高く、過去3年で38回もあるため1着回数も14回と多い。

 清水裕友岩本俊介は、ともに単騎戦が少なく過去3年で9回。しかし車券に絡んでいるときは1着だ(清水は2回、岩本は1回)。

平原
21年寛仁親王牌ぶりのタイトルに期待がかかる平原康多(撮影:北山宏一)

 位置別成績データで最も勝率が高いのは平原康多。長くS班の座に就き、今回も番手戦であるので意外ではないが、平原の“復活タイトル”で大団円のダービーを見たい競輪ファンも多いのではないだろうか。

 いかがだろうか? いよいよ5日、“ダービー王”に輝きグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。

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