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【立川競輪】「選手は走ってこそ」走れる喜びを噛みしめる坂口晃輔

2024/04/07(日) 16:45 0 13

立川競輪の「スマリレ・デイリースポーツ杯(FI)」が8日から開幕。8レースのS級予選を走る坂口晃輔に話を聞いた。

「ここから這い上がっていきたい」と話した坂口晃輔

 坂口は、2月は斡旋停止で43日間の欠場期間を経て松山記念(GIII)で戦線復帰。ウィナーズカップ(GII)、そして準決勝を飾った前走・小倉と3場所をこなした。

「ずっと練習は腐らずやっていたし、脚はそこまで心配じゃなかった。けど、レース勘が問題で。小倉では良い感触が戻ってきた感じがあった。戦線復帰して決勝に上がれてホッとしましたね」と確かな手応えに結果も伴った。

 競輪選手は走ってなんぼである。 「(斡旋停止期間中は)ずっと走りたい気持ちがあったし、選手はやっぱりレースを走ってこそですから」と声を弾ませる坂口の表情からは、走れる喜びが伝わってきた。

 普通開催では初日特選の常連、グレード戦線でもいぶし銀の走りを見せる坂口だが、「今の点数じゃGIの選考基準のボーダーを気にする状況でもないし、落ちたら上がるしかない」と気持ちのスイッチは入っている。

 次走は地元戦、そしてダービー(GI)に武雄記念(GIII)と大事なレースが続く。「上の舞台に行っても僕がしっかりしないと、前の自力選手を不安にさせてしまう。ここから這い上がっていきたい」と意気込みを見せた。(アオケイ・八角記者)

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