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【阿波おどり杯争覇戦】格上のプライドを示した一戦を繰り広げた原田研太朗と池田憲昭

2021/07/01(木) 20:00 0 3

小松島競輪場で開催された「開設71周年記念阿波おどり杯争覇戦」が1日に初日を迎えた。初日8レース一次予選でワンツーを決めた原田研太朗池田憲昭に話を聞いた。

一次予選でワンツーを決めた原田研太朗(左)と池田憲昭(右)

 メンバー上、原田研太朗は受けて立つ立場。王道の前受けから車を下げ、痛烈な鐘前カマシが決まった。だが、最後は池田憲昭が軽々と差し込んだ。別に調子が悪いわけではなく、池田が原田の状態を説明する。
「研太朗は強かったよ。でも前がゆるかったし、あれじゃスピードを上げていくのがきつかったと思う。しかも前回はGI(高松宮記念杯競輪)だったからスピード差を感じたかもね」。

 原田も「初日だから長い距離を踏んでおきたくて(打鐘から)早めに行った。だけど切って、切ってみたいな動きが無かったし自分で踏み上げて行かなければいけない展開だったからスピードがノリ切らなかった。最後はタレましたし」と振り返った。

 佐々木堅次ら挑戦者のラインが動き回ってスピードを上げて、原田を後ろに置く展開なら面白かったが、鐘のところで佐々木は思い切りベースダウン。中団を狙っている素振りにも見えた。こうなったら原田は行くしかない。3着には原誠宏も連れ込んでおり、格上のプライドを示した一戦だった。(netkeirin特派員)

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