アプリ限定 2024/03/23(土) 19:55 0 9
まずは過去3年のGII決勝成績を比較してみよう。
S班は脇本雄太、古性優作、清水裕友、深谷知広の4名が決勝に駒を進めた。GII決勝では清水が2Vを挙げており、これは21年と22年でのウィナーズカップ連覇。昨年は選考漏れだったが、大会との相性は良い。深谷は昨年の共同通信社杯でのVがある。
近畿コンビはともに直近3年で3度GII決勝を走っているが、優勝はない。脇本は2度の準優勝、古性は1度の準優勝という結果だ。
過去3年のGII決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 3 | 0% | 66.7% | 66.7% |
清水裕友 | 5 | 40% | 40% | 40% |
深谷知広 | 3 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
伊藤颯馬 | 0 | 0% | 0% | 0% |
坂井洋 | 0 | 0% | 0% | 0% |
河端朋之 | 0 | 0% | 0% | 0% |
古性優作 | 3 | 0% | 33.3% | 33.3% |
窓場千加頼 | 0 | 0% | 0% | 0% |
北井佑季 | 0 | 0% | 0% | 0% |
なお、S班以外の5選手はいずれも初のGII決勝に挑む。伊藤颯馬と3連勝の窓場千加頼はビッグレースの決勝が初めてで、そのほか3人はGI決勝の経験が一度ずつある。
次に23日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、近畿が3車で窓場千加頼-脇本雄太-古性優作。南関は北井佑季に深谷知広が付ける2車ライン、中国は清水裕友の番手に河端朋之が付ける。同地区不在の坂井洋と伊藤颯馬は単騎となった。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 番手 | 62.5% | 75% | 75% |
清水裕友 | 先頭 | 22.9% | 40% | 51.4% |
深谷知広 | 番手 | 73.1% | 80.8% | 80.8% |
伊藤颯馬 | 単騎 | 0% | 0% | 0% |
坂井洋 | 単騎 | 40% | 50% | 60% |
河端朋之 | 番手 | 42.9% | 64.3% | 71.4% |
古性優作 | 3番手 以降 | 0% | 0% | 0% |
窓場千加頼 | 先頭 | 27% | 41.1% | 51.9% |
北井佑季 | 先頭 | 52.9% | 69.3% | 78.2% |
9人全員が自力のある選手で、混戦が予想される。単騎の二人のうち実績があるのは坂井洋で、10走し4勝を挙げている。一方の伊藤颯馬は単騎のレースが2走と少なく、いずれも着外だ。
気になるのは古性優作のライン3番手以降での成績。過去3年で3番手以降を回ったのは1度のみで、着外となっている。S班2人を背負う窓場千加頼の役割はおのずとイメージできるが、決勝には“先行日本一”の呼び声高い北井佑季がおり、一筋縄ではいかなそうだ。
いかがだろうか? ウィナーズカップの優勝賞金は2600万円で、グランプリ争いにも大きな影響があるだろう。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。