2021/06/29(火) 15:30 0 3
大方の予想通り、野口裕史が積極策。3番手以下が大きく離され、眞杉匠ははるか後方の8番手。2コーナーから捲り上げると、弾けるように急加速。ゴール手前で野口をのみこんだ。上がりタイムは10秒4。2019年5月にグレーツァー(オーストラリア)が出したバンクレコードタイである。
「いつもよりはいいだろうと思ったけど、10秒4とは思わなかった。勝てたけど、内容が良くないです。フタをされることが多くなって、後方に置かれてしまう。今後の課題ですね」。
5月のダービーでは決勝進出。しかし、高松宮記念杯は2日目に初の失格を喫した。「またGIの決勝に乗りたい。それを目標に頑張ります」。成長著しいスピードスターは前を向いた。
眞杉の好タイムを引き出したのは2着に逃げ粘った野口裕史だろう。
「うまく駆けられて、(眞杉を)後方に置けたんだけど…。だいぶ後方にいたと思ったのに。アイツ、瞬間移動したでしょ! やられました」と脱帽した。(netkeirin特派員)