2021/06/28(月) 21:00 0 3
デビューからようやく1年が経過する。7月からは1、2班戦に戦いの舞台を移す中村翔平。地元バンクで行われるレインボーカップに繰り上がりでの出場となった。実は、中村の叔父(母の弟)はボートレーサーの瓜生正義(45=福岡)。SG(競輪のGI)10冠で、生涯獲得賞金は23億円を超えるスーパースターだ。福岡出身ながら名門の鹿児島実業高校へ野球留学をした中村は「プロ選手になりたい」の思いから、高校卒業後にボートレースの養成学校へ入った。
「瓜生さんに相談して、112期として入ったんですが、減量で体を壊して断念したんです。その後は警察官になったけど、プロ選手への思いを諦めきれなくて。競輪選手になりました」。
自転車経験が皆無で初優勝まで時間はかかったが、着実にレベルアップを遂げている。偉大な叔父と同じ競技ではないが、公営競技で奮闘するのは同じ。まずは地元の一発勝負で勢いをつけて、7月からの1、2班戦に向かう。(netkeirin特派員)