競馬実況からスタートし、現在でも名古屋、笠松競馬場で場内中継・パドック進行役としても活躍している長谷川満。最近では競輪配信番組などにも多く出演しており、イベントでのMCも行ったりと引っ張りだこ。そんな『満ちゃん』に近況の活躍振りについて話を聞いた。

ーー今では『ペーチャンネル』や『チャリチャン』など、配信番組にも多く出演されていますが、競輪のお仕事の始めはいつなんでしょうか？

　岐阜の濱口高彰さんが初めてダービー(岸和田)を獲ったときに、祝勝会のMCをさせて頂いたんだけど、それが最初。そしたらそこから山田(裕仁)さん、(山口)幸二さん、(加藤)慎平が獲る。吉村(和之)が新人王を獲る。永井(清史)がメダルを獲る。(息を切らしながら)あとは(竹内)雄作がGIIを獲るだったり。そのタイミングで岐阜勢がタイトルをとり続けてくれたので、余計強い選手達と知り合えたことが大きいですよね。

ーーちなみに、買い目を出されるようになったのはいつくらいからですか？

　買い目を出し始めたのは奈良ミッドなので…。何年前だ？ おそらく7、8年前かな？

ーー買い目を出すことに対してはいかがですか？

　嫌ですよね(苦笑)。嫌っていうか、本当はお客さんに乗ってもらいたいけど、全乗りされて外れるのも嫌だしな。というのがあるからそれはそれでプレッシャーですよね。面白く話ながら、なおかつ納得してもらえるようにっていうのは(加藤)慎平とも話しているんです。ただ買い目をかいて『当たりました！ わー！』っていうのじゃなくてね。競輪の面白さを伝えながら皆当たったら嬉しいなと。『ほら当たったでしょう!?』が最高ですね。

ーーその辺りを出演するにあたって意識されているんですね。

　解説者の方や元選手の方とは違うので、分からないなりを引き出しながらどう伝えるか。なおかつファン側でもありますからね。実際にも買っているので。自分は実際に出した目はちゃんと買っていますからね。意識としては僕は解説ではないと思っているので。もしお客さんが『乗ったよ！』って言われても『僕も買ってるよ！』って。そこだけはずっと変えていないですね。

　嘘をつかないこと。お客さんの立場に立って上手くしゃべれれば、それが理想ですかね。車券を自分も買っているし、本当はこの人はこんな選手ですよ。って言えるのが良いんですけど、最近は検車場に行けていないのでなかなか難しいんですよね(苦笑)。本当は橋渡しみたいなのが出来たら良いんでしょうけどね(笑)。

　競輪愛が終始溢れていた『満ちゃん』。今回は『ジョーカー役』でチャリチャンに出演中です！