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【瀬戸の王子杯争奪戦予想】年明けから絶好調の清水裕友! 通算500勝を達成した平原康多は早々のS班復帰も期待!? ミープロ・香澄明希の準決勝3レース展望 / 競輪予想・ウマい車券

2024/03/02(土) 10:00 0 1

2月29日から玉野競輪場で開催している「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」は1日に2日目が終了。ミープロの香澄明希が2日に行われる、準決勝3レースの注目選手を紹介します。
▶︎準決勝の予想はこちら

ミープロ・香澄明希の準決勝、レース展望

 netkeirinをご覧の皆さま、こんにちは! ミープロの香澄明希です。

 前回コラムを担当させていただいた春日賞争覇戦は、奈良競輪場をホームバンクとする三谷竜生選手が優勝、お兄さまの三谷将太選手が準優勝の幕切れでした。

 優勝インタビューでの竜生選手の「これからも兄弟共々応援よろしくお願いします!」と将太選手の「皆さんのおかげです。ありがとうございます。」という言葉に、私自身4人兄弟で妹と弟のことをとても大切に思っているのと、競輪選手の皆さまには背負っているものや努力、覚悟等まったく及びませんが、私もファンの方やお友達に応援してると伝えていただけるとものすごく嬉しくて本当に力が湧いてくるので、勝手に思いを重ねてしまいました。

 ただいま玉野競輪場で行われている瀬戸の王子杯争奪戦にはどんなドラマがあるのでしょうか。

■瀬戸の王子杯争奪戦 準決勝・展望

 今開催は起動型の選手が多く、各ライン前に前にとめまぐるしい展開が多いように感じます。

 雨の初日だけでなくお天気が回復した2日目も、1レース目から10万円超えの車券が飛び出し荒れ模様でしたが、二次予選の6レース以降は7レース中千円台以下の払い戻し金が4レース。初日特選メンバーは全員準決勝に勝ち上がっています。

 準決勝の本日、寒さは厳しそうですが雨は降らなそうです(決勝が行われる日曜日は少し暖かくなりそう!)。このお天気がどうレースに影響するかというところですが、準決勝の3レースともに混戦となりそうで頭を抱えています。

【10R 15:19発走】

平原康多

 二次予選から準決勝に勝ち上がった玉野競輪場をホームバンクとしている選手は6名中5名で、10レースには最多の3名の選手が登場します。

 前検日のインタビューでは、まだ自分では主役ではないと話していた取鳥雄吾選手ですが、2021年の玉野記念で準優勝、昨年末の玉野競輪場でのチャリロト杯FIで優勝と実力は十分。決勝で(清水)裕友や松浦(悠士)さんと一緒に走れるようにベストを尽くしたいとのコメントに期待も高まります。

 番手は、地元記念に向けて調整はできたとのコメント通り二次予選で北津留翼選手を差して1着をとった隅田洋介選手、3番手は中国地方の精神的支柱とも評されている柏野智典選手です。

 同じく3車で対抗する関東ラインの先頭は平原康多選手の500勝達成に貢献した森田優弥選手。2日ともバックポイントを1番に通過し、ラインでワンツー(一次予選は確定板独占)を決めています。落ち着いて見極めるレース運びに加え、二次予選の強烈なかましは圧巻でした。

 今節気持ち強くをテーマに入ったと勝利者インタビューで話されていた山口拳矢選手。これまで大事にいきすぎて届かないということもときたまありましたが、明日も強い気持ちで仕掛けて頑張りますとの言葉通り、気持ちを強くもった山口選手を止めるのは難しそう。
▶︎10Rの出走表はこちら

【11R 15:54発走】

清水裕友

 準決勝唯一の綺麗な三分戦。

 年明けから大宮記念、静岡記念と優勝し、川崎記念、そして全日本選抜競輪GIで準優勝と絶好調の清水裕友選手は、昨年11月に防府競輪場の代替開催としてここ玉野競輪場で行われた周防国府杯争奪戦で完全優勝。

 前を走る晝田宗一郎選手はデビューして5年、3回目の地元記念。まくりが主体の選手ではありますが2日ともに打鐘からのかましで、一次予選では1周先行したうえで押し切り、強さを見せつけました。

 二日目のラインでの確定板独占は12レース中、眞杉匠選手が率いた関東ラインの11レースのみ。怪我をかばいながらそれなりの走りしかできていないと話しながらも、初日特選では平原康多選手の499勝に貢献し、二次予選では他を圧倒し逃げ切っています。

 番手は今開催に通算498勝で乗り込み連勝し、通算500勝をあげた平原選手。怪我に見舞われ、10年ぶりにS級1班でのスタートとなった2024年ではありますが、S班が4人揃った初日特選でも他の選手に劣ることなく、連日さすがのさばきを見せており早々のS班復帰も期待されます。

 南関東ラインの先頭は青野将大選手。難しいかなと思われる展開でも必ず前に出るスタイルで、まくりのほうが得意だがどちらかということは決めず、という前検日のインタビュー通り一次予選では1周先行し逃げてラインワンツー。実力者が揃っている11レースでも侮ることはできません。
▶︎11Rの出走表はこちら

【12R 16:30発走】

石原颯

 中四国ラインが唯一の3車となった12レース。

 二次予選では1周半先行し、S班の清水選手、地元の岩津裕介選手を準決勝に導いた石原颯選手は「一次予選で失敗してしまい、力を出し切るレースをしようと思った。やれることはやるので、ダメな時は後ろが勝ってくれればいいって気持ちで行きます」とのコメント。準決勝ではS班の松浦悠士選手、再びの連係となる岩津選手を決勝に押し上げるよう期待に応えた走りを見せるのでは。

 自分は逃げだなと思えたと話している吉田有希選手は二次予選での躊躇ない走りが印象的。

 また、あっと驚くつっぱり先行で地元の隅田選手を勝利者インタビューに届けた北津留翼選手は準決勝でも爆発力を繰り出しそうです。
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