2月29日、玉野競輪場で行われた能登半島支援瀬戸の王子杯争奪戦(GIII・初日)の初日特別選抜は、番手から抜け出した平原康多(41歳・埼玉=87期)が1着、内を捌いて追い込んだ松浦悠士(33歳・広島=98期)が2着、外から捲り追い込んできた北津留翼(38歳・福岡=90期)が3着に入った。3連単は⑨-①-⑦で48,420円という配当だった。

　レースは打鐘で眞杉匠(25歳・栃木=113期)が清水裕友(29歳・山口=105期)を叩いて逃げる展開。残り1周で取鳥雄吾(29歳・岡山=107期)が捲りを放つが、眞杉のスピードが良く捲り切れない。山口拳矢(28歳・岐阜=117期)、清水も捲ろうとするが、これらも平原のブロックなどで不発に終わる。最終コーナーを回って直線に入るところで、清水の後ろから切り替えた松浦が内を捌いて追い込み、外からは単騎の北津留が捲ってくるが、眞杉の番手から抜け出した平原が凌ぎ切って、見事初日特選を制した。