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【瀬戸の王子杯争奪戦予想】清水裕友がどこまで前回りを主張し続けるかが鍵! /競輪予想・ウマい車券

2024/02/29(木) 10:00 0 7

玉野競輪場で29日から開催する「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」。競輪歴30年の夕刊フジ記者の秋田麻子が今シリーズの展望、車券のポイントを紹介します。
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松浦悠士(左)と清水裕友(撮影:北山宏一)

主役は松浦悠士と清水裕友

 主役はもちろん、地元地区の松浦悠士(広島)と清水裕友(山口)。中国地区で2人が揃ってあっせんされれば中心になるのは、ここ数年の流れだが、今年は清水がSSに復帰し、一味違う気配も漂う。

 状況に応じて2人は前後を入れ替えて戦い、優勝を獲得してきた。昨年のKEIRINグランプリでは清水ー松浦の並びで松浦がシビアな走りで王者に輝き、今年は年間1番車ユニホームで有利にレースを運べる。しかし、その一戦はまだ勝負権のあった清水にとっては、悔しい思いもあったのは否めない。今年の清水は大宮(東日本発祥倉茂記念杯)、静岡(たちあおい賞争奪戦)で記念制覇。「全日本選抜競輪(GI)」でも決勝2着と松浦の上を行く活躍なのは、その悔しさを糧にしているような気もする。

清水裕友KEIRINグランプリ2023の悔しさを糧にしているはず(撮影:北山宏一)

 1月川崎記念(桜花賞・海老澤清杯)を走った際は初日特選、決勝で連係したが、いずれも清水が前回りだった。清水が強く、前回りを主張しているようだ。大きな舞台では後ろを回ったほうが勝つという流れが多かったが、清水の自力で勝つという強い意志も感じられる。今回の舞台は玉野で主催も玉野。2人のホームバンクではないので、どちらかを優先するということもないはず。清水がどこまで前回りを主張し続けるかが車券のポイントにもなる。

決勝に地元勢が多く勝ち上がれば…

決勝へ地元勢が多く勝ち上がれば取鳥雄吾が有利(撮影:北山宏一)

 最近の記念は地元勢が多くあっせんされるので決勝も地元選手が多く勝ち上がる傾向にある。直前の奈良記念(春日賞争覇戦)のように7人も乗ってしまえば別線にもなるが、5人くらいなら並んで、必勝態勢で臨みそう。そのときは取鳥雄吾(岡山)に有利なシフトが組まれそう。取鳥が番手を回れる構成なら迷わず買いたい。

 SSはその他、眞杉匠(栃木)、山口拳矢(岐阜)が参戦。眞杉は1月の練習中落車の鎖骨骨折の影響がやや感じられる。山口も体調不良を引きずっており、どこまで立て直してくるかがカギになる。



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