先々を見すえて近況は長い距離を踏む仕掛けを意識している火島裕輝は、前検日に「10日空いてしっかり練習できたし自信を付けてきました。初日はライン3車だし思い切って行きたい」と張り切っていたが…。

　レースでは前受けから一度は突っ張ったものの、立て直してカマしてきた米倉剛志に叩かれてしまった。3番手に入ってまくり返し、なんとか人気には応えたが「突っ張るつもりだったんですが…。意外なタイミングでこられてしまったのと、体が重くて反応も遅れてしまいました」と歯切れは悪かった。

　周囲の先輩たちは火島の能力の高さを認めている一方で、この日のような消極的なレースが多い点を課題として指摘している。

「結果も出したいけど、内容も求めていかないと…。また頑張ります…」

　この日の反省を、今後に生かしてレベルアップしていくつもりだ。(netkeirin特派員)