2024/02/22(木) 10:00 0 8
奈良競輪場で22日から開催する「春日賞争覇戦(GIII)」。独自のデータを活用した競輪予想を提供する古澤秀和が奈良競輪場のデータをもとに注目選手を紹介します。
▶︎今日の競輪予想はこちら
奈良競輪場は1周が333mのバンクで、みなし直線も38mしかありません。また、カントは33度と大きいので、競技で活躍するようなスピードのある選手にとって有利な競輪場と言えるでしょう。これらを踏まえながら、脚質による有利不利を見ていきましょう。
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
35% | 31% | 34% |
カントがきつく、みなし直線が短い分、逃げの率が高く、捲りも決まりやすくなっています。アタマに買うのは先行選手が中心ということで良いでしょう。車券は調子の良い先行選手を見極めて、ラインでの決め打ちを中心に買いたいと思います。人気薄でもハマるパターンもあるので、人気薄でも1〜2点の少点数で絞りたいところです。
これらのことも踏まえながらこの開催の注目選手を見ていきましょう。 S級S班から脇本雄太選手、古性優作選手、新山響平選手の3名が参戦で3名とも自力型。この3名の中ではポジションをとって捲れる古性選手が一番有利で、次に新山選手、脇本選手は大味なレースになりがちであまりコース適性はあると言えません。と言っても地力が違い過ぎるので、優勝もありますが、隙もあることは確かです。
ではここではこの3名以外の特注選手を紹介しておきます。
大宮記念(東日本発祥倉茂記念杯)での落車の影響か、立川FIでは本調子を欠き、前回の「全日本選抜競輪(GI)」でも、まだ良化途上という印象でした。今回の地元記念は前回より確実に良くなっているでしょうし、本領発揮を期待したいと思います。
メキメキ力を付けていて、2回前のFI戦では菅田壱道や平原康多を退けてS級初優勝。先行力や捲りの脚が魅力で、この開催の注目株の一人でしょう。
そこまで目立った成績ではありませんが、しっかりとバックを取り続けているので、その成果がこの奈良競輪場で出てきそう。S級2班ながら先物買いも含め注目したい選手です。
FI戦で安定して上位争いをする選手で、前回のようにGIでも1着をとれる脚を持った選手です。ここでも安定した脚を繰り出して上位争いに持ち込めるでしょう。