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【玉藻杯争覇戦】北日本待望! 佐藤慎太郎も期待を寄せる大川剛

2024/02/19(月) 19:45 0 11

高松競輪「能登半島支援玉藻杯争覇戦(GIII)」は19日に3日目を開催。S級特選(9R)を走り終えて2着の大川剛に話を聞いた。

「ラインで決められたのは後ろの2人のおかげ」と話す大川剛

 レースは山本直-友定祐己が切ると、高橋和也の中部3車も岡山コンビを追って上昇。そこを打鐘目掛けて大川-櫻井-青森伸也が一気の仕掛けで出切る。ホームで高橋が巻き返しに出るが、青森の牽制で不発。最後は番手無風の櫻井が何とか大川を交わし、ライン独占。

「キツかったー、マ〜ジで強い」と苦しい表情を見せる1着の櫻井とは反対に、涼しい顔の大川。

「1着を取りたかった。スタートが取れたら引いて、自分の順番が来たらすかさず行こうと。ラインで決められたのは後ろの2人のおかげ」と話し、続けて「決勝に行きたかった」と二次予選敗退の悔しさを滲ませた。

 格上・佐藤慎太郎に任され二次予選は、前受けから3車ラインで突っ張り先行。北日本勢の4番手にハマった松本秀之介に捲られ、大川は初日1着から一転、7着に沈んだ。

 佐藤(2着)は「突っ張り以外の作戦を提案した。でも、大川は『突っ張る』と。そういう選手は貴重だし、先行にこだわる選手が北日本から出てきてくれたのは嬉しいこと」と語った。

 佐藤の言葉通り、グレードレースで若手機動型が手薄な北日本地区なだけに大川にかかる期待は大きい。

「僕の思いを尊重してくれて慎太郎さんには任せて貰えたけど、捲られているので。でも、やるべきことは最低限やれた。慎太郎さんが勝ち上がってくれて良かった。僕のせいでSSが飛んだりしたら、もう誰も付いてくれない」と苦笑いを浮かべながら振り返った。

 また「作戦通りにいかない時の対応が今の課題。もっとパターンの引き出しを増やしていかないと」と更なるレベルアップを己に課す。(アオケイ・八角記者)

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