2024/02/18(日) 19:45 0 7
号砲が鳴りややスタートけん制があると、慌てることなく前で受けて立った。マークした園田匠の言葉を借りると「翼はどっからでも行けるし初手の位置はどこでもいい」とのこと。やや雑な表現だが、それだけ北津留のパワーが規格外であり、全幅の信頼を寄せているからだ。
最終ホームは遥か後方の8番手に置かれたが、余裕しゃくしゃくで2角の下りを使って一撃ズドン。瞬く間に前団を飲み込む痛快弾は上がりタイム11秒1と、いつもながらに鮮やかだった。「行けるタイミングが来たので一気に駆けました。2日目は前のレースの上がりタイムを見ていたら、前(先行するラインのこと)がきついし、まくり展開になっても不利ではないと思ったんです」とクレバーな判断が奏功した。
3日目、準決勝10Rは初日特選と同様に井上昌己を背に自力勝負。佐々木豪や菊池岳仁ら強敵が揃うがベテランの底力を存分に示してみせる。(netkeirin特派員)