2024/02/17(土) 10:00 0 8
高松競輪場で17日から開催する「能登半島支援玉藻杯争覇戦(GIII)」。BSの位置取りも想定した本格競輪予想を提供する予想屋・倉本匠馬が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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いよいよ2024年度のG1戦線が開幕し、郡司浩平が優勝。直線は非常に白熱したレベルの高いレースであった。今年もガラッとSS班のメンバーが入れ替わる可能性があるので、今後も賞金の高いレース含めて注目して見ていきたい。
その「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」開催の翌週ということもあって判断が難しい面もあるものの、今回の高松記念(玉藻杯争覇戦)は出走選手一覧を見た感じでは松浦悠士を中心とした中四国勢に注目が集まりそうである。普段なかなか大きなレースが行われない高松での対決となるが、初日から各選手の調子や相性の良し悪しを正確に判断して予想を組み立てていきたい。
1周が400mで直線は54.8mであり、元々333mだったのを改修した影響でややキツめのカントとなっている。海に近い立地条件ではあるもののスタンドに囲まれているため風の影響を受けにくく、重たいバンクにはならないのでスピードが活かせる選手が有利に働く。
また、得意不得意がハッキリと出やすいバンクと言えるので、当日までには相性含めてしっかりと把握しておきたいところだ。最終2コーナーからバックにかけての捲りが決まりやすいので、展開面でもどの選手が先に仕掛けるかがポイントでそれを踏まえた予想が大切になるだろう。
全日本選抜では残念ながら予選敗退となったが、ラインのメンバーなど2日間の番組に恵まれなかった印象が強い。その後の特選、特別優秀はキッチリと勝利を収めており、どのポジションからでも脚を使う安定感のある選手なので今開催の巻き返しに期待したいところ。高松バンクとの相性も非常に良さそうなので、同地区の町田や桑原、犬伏などが決勝に残ることができれば今年の初タイトルも狙えるだろう。
昨年は3つのGIで決勝に進出して一定の結果を出した印象で、全日本選抜の二次予選では豪快な捲りで新山響平、守澤太志らの強力メンバーを抑えて圧勝した。地元開催を味方につけられればここは優勝の2文字が見えてきそうだが、どちらかといえばパワータイプの選手なのでバンクの相性がポイントとなりそう。決勝のメンバーやラインの組み合わせ次第となりそうで、初日から注目したい選手だ。
上記に主に優勝が期待できるS班の松浦悠士、地元四国の犬伏湧也などの注目が集まる選手を取り上げたが、それ以外の選手にも注目したい。今年は巻き返しを期待している吉田拓也や捲り注意の北津留翼、地元の有利を活かす佐々木豪、突っ張り先行で中四国を引っ張る町田太我など見どころはたくさんあるので、4日間注目して予想していこうと思う。