アプリ限定 2024/02/11(日) 19:45 0 20
岐阜競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」はいよいよ12日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班は新山響平と古性優作、清水裕友の3名が決勝に駒を進めた。GI決勝は古性が6Vと圧倒的な成績を残しており、全日本選抜は連覇中。3連覇に王手をかけている。
清水はタイトルから4年遠ざかっているが、前回のタイトルは同じ中部地区・豊橋競輪での全日本選抜だ。近況の好調さを見ても車券には必要な選手だろう。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
新山響平 | 6 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
古性優作 | 12 | 50% | 58.3% | 58.3% |
清水裕友 | 6 | 0% | 16.7% | 16.7% |
浅井康太 | 3 | 0% | 0% | 0% |
松谷秀幸 | 0 | 0% | 0% | 0% |
北井佑季 | 0 | 0% | 0% | 0% |
南修二 | 2 | 0% | 0% | 0% |
山田英明 | 0 | 0% | 0% | 0% |
郡司浩平 | 6 | 16.7% | 50% | 50% |
なお、3連勝で勝ち上がった北井佑季と41歳のベテラン松谷秀幸の神奈川2名は初のGI決勝に挑む。早めにS班復帰を決めておきたい郡司浩平は徹底先行スタイルの北井の番手と絶好ポジションだが、連係する二人が初めての大舞台で普段通りの力を出せるかがカギとなりそうだ。
次に11日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、南関が3車で北井佑季-郡司浩平-松谷秀幸。近畿は古性優作に南修二が付ける2車ライン、西日本は清水裕友の番手に山田英明が付ける。同地区不在の新山響平には浅井康太が付けるコメントを出し、これが初連係となる。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
新山響平 | 先頭 | 23.0% | 38.7% | 49.3% |
古性優作 | 先頭 | 37.2% | 60.5% | 71.3% |
清水裕友 | 先頭 | 24.3% | 41.2% | 52.0% |
浅井康太 | 番手 | 34.8% | 52.9% | 63% |
松谷秀幸 | 3番手 以降 | 0% | 23.1% | 26.9% |
北井佑季 | 先頭 | 53.7% | 69.5% | 77.6% |
南修二 | 番手 | 28.2% | 49.1% | 65.6% |
山田英明 | 番手 | 36.8% | 52.7% | 64.5% |
郡司浩平 | 番手 | 45.5% | 60.6% | 68.2% |
北井佑季は出場したレースのうち94%がラインの先頭で、この好成績を残している。今大会でも南関を牽引する役割を果たし、自身も決勝に勝ち上がった。南関勢は唯一の3車で、北井の役割は想像に難くないが、「逃げ残り」の目を入れるかどうかはこのデータを参考にしてもいいかもしれない。
気になるのは古性優作のライン先頭での成績。近年GP含めタイトルを量産している古性だが、優勝時の位置は脇本雄太の番手か単騎戦がほとんどだ。ただし、昨年の寛仁親王牌のみラインの先頭で優勝しており、タッグパートナーは今回と同じ南修二である。
いかがだろうか? いよいよ12日、今年最初のグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。