2024/02/10(土) 19:15 0 17
岐阜競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」が10日に2日目を開催。二次予選8Rを走った犬伏湧也に話を聞いた。
新山響平、小林泰正との3分戦に腕が鳴った。積極先行で売る犬伏にとって、新山との争いは自分のレベルアップに欠かせない大きな経験となるからだ。レースはラインの隅田洋介が4番車ながらも猛然と飛び出してスタートを取った。新山も欲しかったはずだが、まずは有利にレースを進めた。
しかし、相手は百戦錬磨の新山。赤板でも上昇しなかった新山に踏み上げるタイミングを狂わされ、会心の打鐘カマシを浴びてしまった。「後ろ攻めになったら突っ張られるし前受けから新山さんと力勝負がしたかった。でも赤板でこなくて焦ってしまいました…」と頭をかいたが、その後の巻き返しが強烈だった。中団をキメて、勢いそのままに仕掛けると後続がハグれたが、3角で新山を捕まえてVゴール。
力強さを印象付けたが「バックの追い風でスピードが乗っただけ。本当ならば1周半から先行しないと。そうじゃないと小倉(竜二)さんやスタートを取ってくれた隅田さんに申し訳ないし反省です」と新山と先行勝負ができなかったことには悔いが残った。
11日、3日目の準決12Rは好メンバーが激突する。犬伏の番手は何と佐藤慎太郎。昨年7月の函館サマーナイトフェスティバル(GII)で連係をしており不安は無さそうだ。名うてのマーカーのアシストを頼りに猛然と風を切る。(netkeirin特派員)