2024/02/06(火) 10:45 0 0
玉野競輪のナイター「第9回e-SHINBUN杯(FII)」は8日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今節は伝統のある「第9回e-SHINBUN杯」。A級、チャレンジ、ガールズで行われるナイター開催。まずA級だが競走得点トップは上吹越直樹。ただ、前期S級だから競走得点が高く、降級直後の西武園では未勝利に終わり決勝進出にも失敗。九州の機動型も福田要や一ノ瀬匠、神開一輝と予選スタートの選手ばかりで、ある程度の自力も必要とされる。今野大輔が追加で入り、立花成泰との地元セットも厚味が増した。今野大輔は基本的に捲り屋だが、スピードは非凡。高井流星が勝ち上がるなら2段駆けも可能だ。蒋野翔太、野村典嗣の四国ラインとは別線になりそう。この四国両者もレベルの高いレースを演じる。中部勢は吉川起也に伊藤健詞。震災で大きな被害は受けなかったそうで、それは不幸中の幸い。吉川起也は、S級から落ちて、3場所連続で決勝進出。前回は、3日間バックを取り準優勝とA級では脚が違う。
チャレンジは、強い新人が不在で波乱ムード。地元の新鋭・中原航大はVチャンス。昨年の高知で1度だけ完全優勝しているが、その後は遠ざかっている。番手は自力兼備の在本直樹。愛媛の火島裕輝も2度目の優勝を狙える選手。SNS界のスター、田村風起や600勝レーサーの黒木誠一も元気いっぱい。
ガールズはビッグレースの常連・尾方真生が主役。先行を貫く姿勢を崩さないでいれば、必ず、競輪の神様が御褒美を与えてくれるはずだ。直前の佐世保はロングの仕掛けで完全優勝と力が抜けている。次の評価が太田美穂。今年は一度も決勝を外さず、優勝が2回、準優勝が1回、決勝3着が1回と安定感も抜群。レースセンスもあり、尾方真生より先に仕掛けるなら一発可能。他に50点以上の競走得点を持つのは戸田瑞姫、田中まい、當銘沙恵美で決勝進出の想定メンバーになる。