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【西武園競輪・ナイター】ガッツマーカー・宗景祐樹がジカ勝負で勝ち上がりに成功

2024/02/04(日) 21:15 0 3

西武園競輪場で4日からナイター競輪「ニッカンコム杯&CTC杯(FII)」が開幕。A級準決勝に出走する宗景祐樹に話を聞いた。

「やりやすいのは自分の身長と同じくらいの人とか手足が長い人」と話した宗景祐樹

 予選で宗景祐樹に用意された目標は太田将成。ただ番組を見た宗景は「考えます」と1回検車場に入り熟考。中近勢が4車並ぶ事を伝えると控室で同県の黒田篤と5分ほど話し合い、出した答えが牛田樹希斗の番手勝負。それを受け太田には黒田が付くことになった。

 レースは牛田の押さえ先行。最終ホーム過ぎで冨岡健一をキメて番手を奪取。そのまま流れ込めるかに思えたが、脚を溜めていた太田に交わされ3着となった。

 レース後に話を聞くと「いいところで内と外を入れ替えさせられた…。太田君がカマしてきたら危なかったですね。牛田君の末脚も凄かった」と振り返る。

 ガンガン競りに行くガッツマーカーである宗景だが、今回競った冨岡にはかなり手を焼いたそうで「身長が低い人と競るのはかなりキツいんですよ」と言うので詳しく聞いてみると「自分は180cmあって今回競った冨岡さんは163cm。前輪を前(目標)の選手に合わせないといけないし、今回みたいに外から体を当てられるとかなり脚を使う。逆にやりやすいのは自分の身長と同じくらいの人とか手足が長い人ですね」と長年ヨコでやってきた宗景からしか聞けない貴重な話を聞くことができた。

 長らくG戦線でも活躍していた宗景。初手からジカ勝負を選択する姿は格好いいし、しっかり取り切るのも流石のひと言。番手の仕事にも定評があるので「明日は宗景さんが番手なんですか? 嬉しいですね。明日は思いっきり駆けられます」と関東の自力選手からよく聞く。勝つために最善の選択をする宗景は自然と応援したくなる選手だ。(アオケイ・松野記者)

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