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【125期・126期】養成所で第3回記録会を実施 男女12名がゴールデンキャップ獲得、女子は過去最多

2024/02/05(月) 06:00 0 12

(左から)男子は中石湊森田一郎が、女子は仲澤春香が2度目のゴールデンキャップ獲得(提供:公財JKA)

 このほどJKAは、日本競輪選手養成所125回・126回選手候補生のゴールデンキャップ獲得者を発表した。

 1月29〜30日に日本競輪選手養成所で「第125回生・第126回生 第3回記録会」が行われ、125回生の男子8名と126回生の女子4名の合計12名がゴールデンキャップを獲得した。獲得者数は男子が過去最多タイ、女子は過去最多。125回生は中石湊森田一郎が、126回生は仲澤春香が2度目のゴールデンキャップ獲得となった。

 さらに今回は、男子1000mTTで期別平均最高タイムが更新された(1分07秒93で121回生による1分08秒05を更新)。

【ゴールデンキャップとは】
養成所で年3回行われる記録会は、男子は200mTT・400mTT・1000mTT・3000mTT、女子は200mTT・400mTT・500mTT・2000mTTの各種目で5段階(1〜5)の基準タイムが設定されており、基準タイム「5」を全種目で記録すると「S評価」となり、ゴールデンキャップ獲得となる。
※第3回記録会では、男子3000mTTと女子2000mTTの計測なし

 ゴールデンキャップ獲得者とタイム、コメントは以下のとおり。

第3回記録会 125回生ゴールデンキャップ獲得者

候補生名200m400m1000m
岩元叶馬10秒7522秒761分06秒52
中石湊10秒7522秒771分05秒59
山崎歩夢10秒9022秒991分06秒97
今井希10秒8222秒611分06秒13
角田光10秒9622秒931分05秒77
森田一郎10秒8822秒981分05秒55
瀧川幸広10秒8522秒441分06秒11
塩島嵩一朗10秒8122秒661分05秒76

赤字は1位
青字は1位タイ

岩元叶馬(富山・21歳)
 やっと獲得することができました! 素直に嬉しいです。200mで一番時計でしたが、400mも狙っていたので少し悔しさはあります。今後の競走訓練では、先行で着に絡めるレースをして、誰も前に出させないという気持ちで取り組んでいきたいです。

岩元叶馬(提供:公財JKA)

中石湊(北海道・19歳)
 獲得は率直に嬉しいです。第3回記録会では最低でもゴールデンキャップ獲得が目標でしたし、特に1000mでは自分の今の力に自信を持って走ることができました。卒業まで残り僅かなので、後悔の無いよう一日一日を大切に過ごしていきたいです。

山崎歩夢(福島・18歳)
 第2回記録会までは不甲斐ない結果だったので、今回の獲得は素直に嬉しいです。今日に向けては特にフォームとペダリングを修正してきました。ここからの競走訓練では、まず先行の徹底、さらにスピード強化を軸に取り組んでいきたいです。

山崎歩夢(提供:公財JKA)

今井希(埼玉・22歳)
 第2回記録会まではゴールデンキャップに程遠い成績でしたが、日ごろの訓練が形になって本当に嬉しいです。パワーが付き、シッティングのタイムが上がったことが大きな自信になりました。これまでの競走訓練は先行に特化していましたが、捲りでも着に絡めるよう取り組みたいです。

今井希(提供:公財JKA)

角田光(福島・24歳)
 入所当初からの目標だったので本当に嬉しいです。特に400m種目では200mの入りが良かったので、フォームやペダリングの修正に効果があったと考えます。今後の競走訓練では先行技術を磨き、デビュー後にはラインを引っ張れる存在になりたいです。

角田光(提供:公財JKA)

森田一郎(埼玉・22歳)
 ゴールデンキャップ獲得は、お世話になっている方々へ今自分ができる最大の恩返しなので、ほっとしています。タイムも全体的な満足度は高いです。特に1000mの成績が良かったので、筋持久力系のトレーニング成果が出たと思います。自分のタテ脚を磨き、デビュー後につなげたいです。

瀧川幸広(愛知・27歳)
 獲れそうで獲れなくて…最後の記録会で獲得できてとても嬉しいです。400mの一番時計は、実は"自転車人生初の一番"です。養成所では、専門的なウエイトトレーニングも指導していただきパワーアップを実感しています。今後の競走訓練では、先行のレベル上げていきたいです。

瀧川幸広(提供:公財JKA)

塩島嵩一朗(神奈川・24歳)
 素直に嬉しい結果でした。1000mでは自己ベストを出せましたし、タイムは全体的に満足しています。卒業までの競走訓練では仕掛けるタイミングをしっかり捉え、自分の描く展開でレースを運べるよう頑張りたいです。

塩島嵩一朗(提供:公財JKA)

第3回記録会 126回生ゴールデンキャップ獲得者

候補生名200m400m500m
髙木萌那12秒2425秒4738秒26
大浦彩瑛11秒9125秒0136秒61
仲澤春香11秒8124秒8936秒50
中島瞳12秒0825秒3937秒58

赤字は1位

髙木萌那(福岡・19歳)
 目標としていたゴールデンキャップが現実となって嬉しいです。そして2日間ケガなく終わってホッとしています。卒業までの一日一日を大切に過ごそうと気が引き締まりました。ここからは持久力をアップし、もがき続けられる体をしっかり作りたいです。

髙木萌那(提供:公財JKA)

大浦彩瑛(神奈川・28歳)
 入所当時を思うと、ゴールデンキャップ獲得のレベルまで来られると思っていなかったので本当に嬉しいです。特に直近1か月の訓練と自主トレでは自分を追い込むことができたので、結果につながったと思います。瀧澤所長の教場でさらにスタート技術、重たいギヤを踏める力を付けたいです。

大浦彩瑛(提供:公財JKA)

仲澤春香(福井・22 歳)
 獲得できて正直ほっとしています。各種目を終える毎に修正を加えながら臨みました。全種目での一番時計は、とても嬉しいと同時に"もっと上を目指したい"という気持ちになりました。今後は競走訓練で、自分の持ち味である思い切りの良さを追求していきたいです。

中島瞳(埼玉・19歳)
 第2回記録会では1秒に泣いたので、今回獲得できて安心しましたし嬉しいです。自分を信じ切って走れたことが良かったと思います。支えて下さる方々に胸を張って報告したいです。残り少ない競走訓練では、先行主体で自ら展開を作れるよう取り組みたいです。

中島瞳(提供:公財JKA)


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