2021/06/24(木) 17:00 1 1
式典のあとに取材に応じた稲垣裕之は「こんなに大きな記録を残せるとは思っていませんでした。500って数字に意識はなかったけど近づくにつれて周りに言われて意識をするようになったら、なかなかスムーズに勝てなくなった」と快挙達成に心から安堵した。
思い出のレースを尋ねると「一戦、一戦、どんなレースにも思い出はあるんです」と即答。ひとつに絞れない、それだけ全レースに心血を注いでいるのだという強い気持ちが伝わってきた。
本来は他場での式典を予定していたようだが、向日町競輪の強い意向と後押しで地元バンクでの晴れ舞台が実現した。
「地元戦はいつもGI以上の意気込みで挑んでいますし、これからも。良いときも苦しいときもファンの皆さんが応援してくれたことがいいモチベーションになっていましたし今の自分がいる。年々できることは限られてくるけど、目の前の一戦を全力で挑みたいです」とファンやこれまで支えてきた人たちに改めて謝意を示した。
今年7月に44歳を迎えるがまだまだ若い。通過点だと言わんばかりに600、700勝へ向けてひたすら走り続ける。(netkeirin特派員)