2024/01/29(月) 21:15 0 36
今節のS班は眞杉匠が欠場して、深谷知広、清水裕友、佐藤慎太郎の3人。これに実質S班の郡司浩平もいる豪華布陣。
中心は当然地元の深谷知広。今年のグランプリ開催地は、ここ静岡であり、タイトルを獲ってのグランプリ出場が目標。1月は大宮記念、川崎記念と走り、着以上の存在感を魅せた。川崎記念では地元郡司浩平の優勝に貢献。誰よりも「南関のラインの為に!」の気持ちがあり、それをレースで実践。静岡との土地柄の相性が良かったのか、それとも年齢の深みが増したからかは分からないが、鬼軍曹となり、若手も鍛えている。淡泊なレースも解消して、位置取りも厳しく、アスリート気質でなく“本物の競輪選手”だ。初日特選は分からないが、決勝は郡司浩平に深谷知広の並びが自然だろう。
その郡司浩平も、岸和田FIを完全Vで制して、川崎記念も、きっちり結果を出した。間違いなく、今年は復権して、S班に返り咲くだろう。南関ラインは充実して松井宏佑、地元の第2エースの渡邉雄太と充実している。
清水裕友も大宮記念を優勝して、スタートダッシュに成功。ロングの仕掛けも出来るが、やはり狙い澄ました捲りが魅力。中四国は太田竜馬が負傷欠場で河端朋之、隅田洋介が主力級のメンバー。
近畿は寺崎浩平がキーマンと呼ばれている。脇本雄太、古性優作の2枚看板だけでは、GIの戦いは厳しい。ナショナルチームを卒業して、今年は勝負の年だ。近畿の特選シード組が不在で、中部近畿で浅井康太との連係が有力。この2人は連係実績がある。
佐藤慎太郎は中2日のレースが続く。今回も率先して追加を引き受けた。鉄人ぶりを発揮して、現状維持に甘んじていない。北日本ラインで高橋晋也との連係を基本に、番組マンの配慮で郡司浩平や深谷知広を目標にするレースもあるだろう。
関東ラインは小林泰正に諸橋愛が番手を回るが、あくまでも伏兵の評価。九州も伊藤颯馬や中川誠一郎の機動力では厳しい。
2班からは地元の簗田一輝。自在選手だが、今回は人の後ろになりそう。これに望月一成、仁藤秀、長田龍拳、日高裕太がどこまで勝ち上がれるかで、地元ファンが盛り上がる。